アミティエの「育成哲学」、そしてベトナムで最も成功した理由とは?
――ベトナムでもサッカースクールをやっているそうですね?
松本:向こうで法人を立ててやっているんですよ。ウチのスタッフだった北口(北口遥基氏)がやっています。
――ベトナムには海外のチームもアカデミー出してますよね。
松本:日本からもいっぱい進出してるんですよ。でも、タイでもベトナムでもほとんど日本人相手なんです。
僕らの生徒の8割はベトナムの子なんですよ。現地の子を教えている日系のスクールはないんです。海外クラブでもアーセナルだけで、日系ではうちだけ。だから成功できてるんです。
――アミティエSC京都のジュニアからも年代別代表選手が出てきていると伺いました。
松本:あ、そうですね。ありがとうございます。
――どんな育成を?
松本:一番は、監督も仰ったように「世界に通用する人間を育てる」。大きな魅力のあるコンテンツなので、豊かな人間を育てたい。その中で選手が出てきてくれればいいなと。教えている子がみんなプロになれるわけではないじゃないですか。社会に出た時に、「こんにちは」って笑顔で言えるかどうか。それだけで全然違いますからね。そこを一番重視しています。
――遊びに逃げちゃうという話も気をつけていますか?
松本:小学校までの年代なので、逆にむしろ親がサッカーだけにならないように気をつけています。週6ですからね。もはやトップチームより多い(笑)。熱心なのは良いんですけど、サッカーだけじゃダメですから。勉強も遊びもないといけないので。そこは気をつけて。サッカーは一生懸命して、自主練習もやる。でもそれだけじゃダメだよと。
――文武両道というのは海外もきっちりしているところが多いですよね。テスト赤点だったら練習させないとか。
松本:そこまではできていないです(笑)。本当はやらなあかんと思ってるんですけどね。
印象的なことがあったんです。クリスマス会をやったときに、たまたま体験に来たある子がワルかったんですよ。小学校3年生で10人ぐらい手下連れてると(笑)。親御さんも「小学校なのに手がつけられない」と仰ってました。
でも、すごくサッカー好きになってくれて。今は大学に行って、セカンドチームに入ってくれてます。今も彼のお父さんが見に来てくれて、「感謝してる」と言ってくれるんですよね。サッカーやってなかったら、こいつはどうなってたか分からへんと。
草木:「ガラの悪い子がサッカーで更生する」ことは絶対ある。親がクラブに入れたいってのはそういうところやね。入ってなかったらゲームセンター行ったり夜遊びしたり。でも、サッカーをやることで自立の一歩になると。
松本:始めたのは15年前になるんですけど、当時はまだサッカーは習い事ではなかったんですよ。今はそういう意味ではハードルは下がりましたね。週1のサッカーに月謝5000円?みたいな時代で。それは今では当たり前になりましたよね。
普及活動に関してはハードルも下がりましたし、選べる時代になりました。大変にはなりましたけどね。
――その中で、GMというのはどんな仕事をされるんですか?
松本:一言で言えば…何でも屋ですね(笑)
――もしよろしければ、Qolyで何か日記やコラムなど書いてもらえませんか?興味がある方も多いと思います。
松本:一般的なGMとはちがいますよ(笑)それでもよろしければぜひお願いします!
――おお、ありがとうございます!それではまたこの件は後日で…。また、ベトナムで取材するときにご協力して頂けないでしょうか?
松本:もちろん。ベトナムではウチが一番生徒多いんですよ。今1100人教えているんで。
草木:ラーメン屋出そうか(笑)
松本:ラーメン屋、もういっぱいあります(笑)
草木:そうか…。
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