ロシアで開幕を迎えたFIFAコンフェデレーションズカップ。
グループAのポルトガル代表対メキシコ代表戦の前には黙祷が捧げられ、クリスティアーノ・ロナウドらポルトガルの選手たちは喪章も巻いていた。
『A Bola』がその理由を報じている。
このほど、ポルトガル中部のペトロガングランデという地区で大規模な山火事が発生。少なくとも62人が亡くなる大惨事となった。アントニオ・コスタ首相は「近年の山火事では最悪の悲劇」として、日曜日からの3日間は国として喪に服すと宣言したという。行方不明となっている人も多く、犠牲者はさらに増える可能性があるともされている。
この悲劇を受けて、試合前に黙祷が捧げられ、ポルトガルの選手たちは喪章を巻いてプレーしたのだ。
また、FPF(ポルトガルサッカー連盟)の会長、代表監督、そして代表選手たちも共同で声明を発表。そこでは、「この悲しみに暮れる時、私たちは、犠牲者の遺族や友人、そして愛する人々に向けて、心から哀悼の意を表します」などとのメッセージを出した。
なお、ポルトガル対メキシコ戦は2-2の引き分けとなっている。