17日に開幕したFIFAコンフェデレーションズカップ。初日はグループAの1試合のみが開催されたが、18日にもう1試合のポルトガル対メキシコが行われた。
試合は序盤、コンフェデ常連のメキシコが密度の高いフレキシブルな攻撃で、同大会に初出場のポルトガルを圧倒する。
しかし、昨年のEUROを劣勢の連続から勝ち取ったポルトガルも慌てない。メキシコとは逆に規則的なポジショニングでしっかり受け止めると、次第に攻撃にも転じ始める。
そして21分、セットプレーの二次攻撃からペペが決めたゴールは、「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)」によって取り消されたが、34分、左サイドからエリア内へ侵入したロナウドが3人を引き付けると、右サイドでフリーのクアレスマへ絶妙なパス。
ボールを受けたクアレスマは、巧みなフェイントでメキシコのGKオチョアを転がし、無人となったゴールに流し込んだ。
これで流れは一気にポルトガルへと傾いたが、旗色の悪くなったメキシコも地力のあるところを見せる。
42分、左サイドからのクロスを、ポルトガルのDFラファエル・ゲレイロが処理を誤る。すると、このボールを拾ったカルロス・ベラが素早く折り返し、そこへ飛び込んだチチャリートが頭で合わせて同点に追い付いたのだ。
後半もまずはメキシコが仕掛け、これにポルトガルが速攻で応じるといった展開となるが、お互いにゴールが遠い。しかし、残り5分を切ってから大きな動きを見せる。
86分、右サイドを独力で突破したジェウソンの折り返しがDFに当たり、こぼれ球をオーバーラップを仕掛けていたセドリックがシュート。これが再び相手に当たってゴールへ吸い込まれ、ポルトガルが勝ち越しに成功する。
メキシコも90+1分、左サイドのコーナーキックからエクトル・モレノが頭で押し込んで土壇場で同点に。
一進一退の攻防となった試合は、2-2の引き分けに終わっている。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ