内山 篤(U-20日本代表監督)

「皆さん、こんにちは。

それではFIFA U-20ワールドカップ、21名のメンバーを発表します。

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以上、21名です」

―それでは内山監督より、2015年にこのチーム立ち上げてまいりまして、この2年で積み重ねてきたもの、また大会に向けた抱負をお願いします。

「2015年にこのチームをU-18で立ち上げまして、この2年間で延べ83名を招集してます。

結果的には世界大会に向けての21名のメンバーを今日決めましたけども、まずはグループステージを突破してなんとか決勝トーナメント。このチームを立ち上げてきて皆の想いを胸に、一つでも多く試合をして。

当然グループステージを勝ち上がらないと4戦目がないので。決勝トーナメントからノックアウト方式なので。一つでも多く試合をし頂点を目指して、力合わせてチーム力を持って戦いたいというのが抱負です。

今回の選考にあたっては、西野技術委員長からお話があったように2年間積み上げてきたものと、あとは対戦相手。

それなりにいろんなことが起こると思うので、柔軟性を含めたなかで、現実的なコンディションもパフォーマンスもベストを出せるメンバーを自信を持って選びました。

是非頑張りたいと思いますので、ご声援宜しくお願いいたします」

―冒頭、アジアでの戦いでの映像がこの会場で流れました。西野技術委員長のお言葉にもありました通り、あれから半年。監督としてはどういった部分を進化させてきたのか、そしてこの21人でどういったサッカーをしていきたいのかまずお聞かせください。

「特にアジアの決勝(AFC U-19選手権の決勝)では、個々のフィジカルの高いサウジアラビアに非常に苦戦しまして。

我々のチームのコンセプトとしては積極的にボールを奪って攻撃に出ていこうというなかでは、なかなか意図的にボールを奪えなかった。

やはり個々の判断のところで身体能力の高い選手に非常に手こずってしまったところがあったので、南米の遠征、ドイツの遠征をして。

あとはJリーグの厳しい戦いのなかでそういった部分の個々の意識をもう少し粘り強く、判断も柔軟性を持ってというところは強化してきました。

チームの方向性としては変わらないと思うんですけども、もう少し特に守備のところでは粘り強く戦っていかなければいけないというところを求めてきました」