25日に行われたAFCチャンピオンズリーグのグループステージ第5節。ガンバ大阪はホームでアデレード・ユナイテッド(オーストラリア)と対戦し3-3と引き分けた。
初戦に勝利したもののその後3連敗を喫し、この試合に負けると敗退が決まってしまうガンバ。しかし、先週末のJ1大宮アルディージャ戦で6-0と大勝した勢いそのままに、序盤から攻勢をかける。
6分、遠藤保仁の左コーナーキックに、ニアへ飛び込んだ長沢駿が高い打点のヘディングで合わせて先制。12分には、大宮戦でJ1初ゴールを記録した18歳MF堂安律が、ロングレンジから素晴らしいシュートを決めて2点差に。
完全に主導権を握ったガンバだが、前半終了間際に落とし穴が待っていた。43分、金正也が浮き球を処理する際に転倒しそこから1点を返されると、後半には、縦に速い攻撃からジョーダン・オドハーティに豪快なミドルシュートを決められ同点とされてしまう。
ガンバはその後、藤本淳吾との息の合った連携からボックス内へ侵入したオ・ジェソクが倒されPKを得るが、これをなんと名手・遠藤が大きく外し勝ち越しの決定機を逃す。
それでもガンバは77分、オ・ジェソクが右サイドを個人で突破し、中央で長沢が合わせて勝ち越しに成功。そのまま勝利するかと思われたが、後半アディショナルタイム、セットプレーからパパ・ディアワラにヘディングを決められ、逃げ切ることができなかった。
ガンバは現時点でグループステージ敗退は免れたものの、突破するには非常に厳しい状況となった。最終節は来月9日、敵地で済州ユナイテッド(韓国)と対戦する。