『BBC』は21日、かつてアフガニスタン女子代表でキャプテンを務めたハーリダ・ポパルのインタビューを掲載した。
かつて代表選手としてプレーした29歳のポパル。女性がサッカーをするだけで大きな批判を受ける文化の中、国のスポーツのリーダーとして声を上げてきた。
しかし殺害の脅迫を受け、何度も暴行の被害に遭ったことから鬱病を発症し、2011年にアフガニスタンを脱出。インドなどを経て欧州へ渡り、現在はデンマークで難民として暮らしている。
また、デンマークに本拠地を置くスポーツ用品メーカーHummelで働き、昨年はイスラム教の女性がスポーツをしやすいように新しいヒジャブ(肌を隠すためのスカーフ)を製作した。
国際女性デーの本日に合わせてグローバルローンチしたのは、アフガニスタン代表ユニフォーム。スポーツが女性のためにできることを表現するなど、見所のたくさんあるユニは、3/24の日本代表戦で見られます。詳細は後日アップのレポートで:-)) pic.twitter.com/Qwt62YXTaN
— hummel (@hummel_JP) 2016年3月8日
彼女は『BBC』のインタビューで、アフガニスタンにおける女子サッカーの状況について語ったという。それを抜粋して紹介する。
ハーリダ・ポパル
「本当に危険でした。その時を忘れることは出来ません。もはや生きることはできないと感じた瞬間を。
アフガニスタンの女子サッカーのリーダーになった時でした。私の声は強く、強く発されました。そして国を変えました。
女性の権利を求めるため、国が直面する女性の問題について話すために、私はサッカーをしていたのです」