リカルド・ロドリゲス新監督の下、ポゼッションとプレッシングを融合させたサッカーで好調を続ける徳島ヴォルティス。

第2節こそ終盤の失点で京都サンガに敗れたが、それ以外の4戦はいずれも勝利をあげ、第5節を終えたJ2で3位につけている。

そんな新生徳島で攻撃の旗頭になっているのが、鹿島アントラーズからローンで加入したMF杉本太郎だ。

吉武博文氏率いる“96ジャパン”の0トップのエースとして、2012年のAFC U-16選手権でMVPに輝いた杉本。その技術力の高さは当世代でも指折りであるが、先週末の横浜FC戦で見せたセクシーなプレーが話題だ。

0-2とリードして迎えた57分、広瀬陸斗からのボールをターンしながらヒールで流し、前線で待っていた島屋八徳にこのパス!

完全にノールックであり、天才的な発想だ…。「これぞ杉本」といったトリッキーなプレーであった。

74分にはつま先だけの意表を突いたスルーパスで決定機を演出した。

鹿島では出場機会に恵まれなかった杉本だが、徳島では今季ここまで全試合に先発出場中。徳島をJ1昇格に導くことができるだろうか。

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