すでに話題となっている、J2で生まれた山口MF小塚和季による超ロングシュート。

ゴールまで50m近くはあろうかという距離から直接シュートを狙い、チームに先制点をもたらした。

そんな小塚のゴール同様、素晴らしいロングシュートがJ3の舞台でも決まっている。

とりぎんバードスタジアムで行われた第3節ガイナーレ鳥取対長野パルセイロの試合、石井光輝からパスを受け取った沼大希は39分…

この距離から右足を振り抜き、なんとこれが得点に!小塚の時ほど距離はなかったが、それでもゴールまでは30m以上離れていただろう。

ゴールを決めた沼は1997年5月2日生まれの19歳。U-12チームから京都サンガで育った生え抜き選手で、今季から期限付き移籍で鳥取に加入した。

第1節、第2節ともにわずかな出場機会しかなかった沼だが、この日の長野戦で今季初先発を飾り、そのゲームでいきなりスーパーゴールを披露した形だ。フリーだったとは言え、キックに自信がないと直接狙うのが難しい距離だ。

試合後、沼は「開幕直前にケガをしてチームに迷惑を掛けた。それだけに今回、チームの力になれたので良かった」とコメント。

殊勲のゴールについては「30mの距離だったが、自分にとっては射程圏内。石井くんからパスが来ることも予測していたし、あの距離からは狙っていた。トラップも良かったので、迷いなく振り抜いた。満足のいくゴールだった」と振り返っている。

また京都のU-18時代に沼を指導し、現在は鳥取の監督を務める森岡隆三も「沼のシュートは正直、すごかった。相手の堅い守備を外から狙ってほしいと思っていたところだった。シュート力はあると思っていたが、あぜんとした」と教え子の活躍を喜んだ。

なお、試合は沼のゴールが決勝点となり鳥取が1-0と勝利している。

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