『Corriere dello Sport』は18日、「元ブラジル代表MFレオナルドは、1998年ワールドカップでロナウドに起こった事件の状況を説明した」と報じた。
地元フランスの優勝で幕を閉じた1998年ワールドカップ。その決勝の相手はブラジル代表であったが、当時のエースであるロナウドは前日に痙攣を起こしており、試合で力を発揮できずに終わった。
ホテルで彼が倒れた際の状況について聞かれたレオナルドは以下のように話し、同部屋だったロベルト・カルロスが気付いて知らせてくれたと語った。
また試合前には完全にチームが混乱していたと明かし、フランスに負けても不思議ではない状況だったと話している。
レオナルド
「決勝戦の前日、ロナウドは昼寝をしていた。我々も同じようにそうしていた。
彼が眠った後、いきなり痙攣をし始めた。それを見つけたのは同部屋だったロベルト・カルロスだ。彼は部屋を飛び出し、大声で助けを呼んだ。
我々は皆駆けつけて、ともにこの劇的な状況を経験した。痙攣が治まると、ロナウドは眠りに落ちていったよ。
ドクターが彼の検査をして、即座に大きな危険はないという結果が出た。
決勝戦では、ロナウドは監督とともに部屋に入ってから20分後にプレーすることになった。
我々は誰も本当の意味でのウォームアップはできなかった。ロナウドはロッカールームから直接試合に出たんだ。
その時の選手たちの気持ちを考えてみてくれよ。彼は来るのか、来ないのか。プレーするのか、しないのか。彼はそう言うのか、言わないのか。
混乱の極みだった。それが我々の決勝戦に向けた動きだった。フランスを相手に3失点したのも、何も不思議ではないんだよ」