『L'Equipe』は25日、「バスティアのフランソワ・チッコリーニ監督は、マリオ・バロテッリに母親を侮辱されたと訴えた」と報じた。

先日行われたバスティア対ニースの試合は大きな話題を集めるものになった。

結果は1-1のドローという形であったが、ニュースで大きく取り上げられたのはそこではない。

この試合に出場していたニースのイタリア代表FWマリオ・バロテッリが、終了後に自身のInstagramで「バスティアサポーターから人種差別を受けていた」と訴えたのだ。

また、『Canal+』はバスティアのフランソワ・チッコリーニ監督がトンネル内でバロテッリに対して激しい言葉を投げかけていた映像を発表し、これも話題になった。

最終的にバスティアは、バロテッリに対してモンキーチャントを行ったサポーターに対してスタジアムへの入場禁止処分を言い渡すことに決め、シーズンチケットも没収した。

しかし、バスティアの監督を務めているフランソワ・チッコリーニ氏はこの試合について以下のように話し、バロテッリから侮辱されたのは自分の方だと語った。

フランソワ・チッコリーニ

「私は、心からバロテッリの苛立ちを理解している。多くの人々と同じように、彼が人種差別的な侮辱を受けていたことを、私は次の日に知った。彼は悩んでいた。

しかし、あれは私の過ちではない。彼が自分の前を通った時、私を侮辱し始めたのだ。

私はそれに答えた。自分は指導者である。誰かの見本になるべきであるし、何かに悩んではいけない。

しかし、人間である限りあのようなこともある。私は完全にイタリア語を理解できる。そして、私の母は誰かに侮辱されたり、悪口を言われるような人物ではない。

人々は私のことを知っている。私は無闇に反応するような人物ではない」

「侮辱は一般的にあるものだ。しかし、バロテッリは素晴らしい選手だ。愛すべき選手だ。かといって、誰かを侮辱することを許すのか?彼がスターだから?

彼は私の母を侮辱した。そして、それは私に大きな問題を引き起こした」

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