『FIFA.com』は、マンチェスター・ユナイテッドの監督を務めるジョゼ・モウリーニョ氏のインタビューを掲載した。
FIFA議会においてサッカーの問題を議論するシンクタンクの一員でもあるジョゼ・モウリーニョ。昨年5月に行われた会合においてはワールドカップの拡大案も検討されていた。
モウリーニョはこの問題について以下のように話し、48チームを16グループに分けるというシステムを支持していることを明らかにした。
ジョゼ・モウリーニョ
(ワールドカップの拡大計画について)
「私は完全に好意的である。もし拡大が試合数の増加、休暇の減少に繋がるのならば、クラブのマネージャーとして『NO』と言うだろう。
しかし、批判を分析すること、拡大が試合数の増加を意味しないことを理解するのは重要だ。
選手たちは保護されており、クラブも守られている。私は3チームごとの16グループにすることを好んでいる。
この方法は、2試合が決定的なものになる。決勝トーナメント一回戦はさらに情熱的なものになる。
能力で劣るチームは2試合で大会を終えるが、それは彼らにとって成長の機会となり、経験を積むことができる。それは経済的な利益ももたらす。サッカーのインフラを整えるための投資も引き込める。
ワールドカップの拡大は、さらに大きな社会的イベントになることを意味する。より多くの国々で、インフラにさらなる投資が行われる。ユースの育成に対してね。
サッカーはクラブで開発されているものであるからして、ワールドカップがそのスポーツの質を高めることは期待できない。
ワールドカップは社会的なイベントであり、ファンの情熱を促進するチャンスを手放す訳にはいかないのだ」
(ビデオ・アシスタント・レフェリー技術については?)
「我々は皆これを必要としている。この革命を拒否したがために、タイトルや勝利を失うことがあってはならない。
スポンサーやオーナーたち、そして投資家はこのテクノロジーの存在を感じなければならない。また、レフェリーは特にそれを必要としているし、守られるに値する存在だ。彼らは助けを必要としている」