『Globo』は「シャペコエンセのDFアラン・ルシェウは、既に人工呼吸器を外すことができている」と報じた。
先日コロンビアで発生した航空機の墜落事故は、乗員乗客合わせて71名の死者を出す大惨事となった。
コパ・スダメリカーナの決勝戦に向かっていたシャペコエンセの選手、スタッフらも搭乗しており、そのほとんどが命を落としている。
その中で現在生存しているのは6名。そして今回インテルナシオナウからシャペコエンセへと貸し出されていたDFアラン・ルシェウが危険な状態を脱したという。
彼は土曜日の午前中にそれまで着けていた人工呼吸器を外し、自発呼吸を開始。既に家族とも会話ができているようだ。
鼻を骨折しているとのことであるが、手や足については動く状態を保っており、他の外傷についても既に処置が完了している。
ただし、兄弟のアクセウ・ルシェウのInstagramによれば、彼は飛行機に乗ったところまでは覚えているものの、事故の記憶は一切持っていないとのことだ。
なお、他の生存者5名の状態は『El Colombiano』によれば以下の通り。
ラファエウ・エンゼウ(ジャーナリスト)
安定した状況。肺にダメージがあるため要監視中。
ジャクソン・フォウマン(シャペコエンセGK)
自発呼吸ができており、会話もできるなど安定している。片足を切断しており、もう一本の状態も監視中。
ネト(シャペコエンセDF)
肺、膝、手首、頭部の手術を行ったが、まだ現役復帰の可能性があると言われる。重症であるが安定している。
シメナ・スアレス(客室乗務員)
命の危険はない。数日中に退院予定。
エルウィン・トゥミリ(飛行技術者)
既に退院しボリビアへ帰国。