『Nueva Ya』など各メディアは、「飛行機事故で死亡したGKダニーロの妻は、夫との最後の会話を明らかにした」と報じた。
先日発生したコロンビアでの航空機墜落事故では、コパ・スダメリカーナ決勝に向かうシャペコエンセの選手とスタッフが巻き込まれ、71名もの命が失われた。
その中で唯一、現場から生きている状態で運び出されたものの、病院に到着した後に死亡した人物がいる。それがGKのダニーロだった。
彼は手術に向かう前に妻のレティシアへ電話をかけており、その直後に息を引き取ったことが明らかになっていた。
搬送されたシャペコエンセGK、愛する妻との会話後に死亡 https://t.co/egBnbVw3kM
— Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2016年11月30日
そして、インタビューに応えたレティシアは、その会話の内容を以下のように明かしていたという。
レティシア(ダニーロの妻)
「涙を流しながら電話を取ったわ。辛うじて話すことができた。彼は言った。
『僕は君をとても愛している。自分がこれを乗り越えられるかどうかにかかわらず、ロレンソ(息子)を頼むよ。この悲劇でサッカーを辞めないように。スタジアムに行かせてやってくれ。ふたりとも、愛しているよ』と。
私は何も言うことができず、ただ泣いていた。突然電話は切れて、その後彼が亡くなったと聞いた。
ロレンソは元気に目を覚まして、試合は終わったか、シャペコエンセは勝ったか、そしてパパがメダルを持って帰ってきてくれるかどうかを聞いてきたわ。私は泣き出してしまって、彼を抱きしめた」