ヨルダンで開催中のU-17女子ワールドカップはいよいよ決勝トーナメントがスタート。
グループステージを圧倒的な強さで首位通過した日本(通称リトルなでしこ)は13日、準々決勝でイングランドと対戦し、遠藤純、植木理子の2ゴールで3-0と勝利した。先日Qolyで紹介した「イングランドのブラジル」ことエリー・ブラジルも抑え込んでいる。
なかでもすごかったのが植木理子の大会4点目となるこのゴール!
80分という疲れが最も溜まる時間帯に自陣からドリブルで持ち込み、ミドルレンジから豪快にゴールを決めたのだ。
この素晴らしいゴールに大会の公式ツイッターも、
MOMENT OF THE DAY: Not seen Riko Ueki's 2nd goal today at #U17WWC ?
You should. 🔥️⚽️ 👏 🇯🇵
Now on Facebook: https://t.co/ss2QjFlXif pic.twitter.com/COMa3wb248
— #U17WWC ️⚽️🏆🇯🇴 (@FIFAWWC) 2016年10月13日
「植木の2点目を見た?」と絶賛。その日ゴールした選手のなかから選ばれる「プレイヤー・オブ・ザ・マッチ」に選出した。
植木は今年のなでしこカップリーグでは、すべて途中出場ながら四試合連続ゴールを挙げる活躍を見せるなど、高校二年生にして横山久美(AC長野パルセイロ)に次ぐ得点ランキング二位の5ゴールをマーク。
この日も、高いアジリティと卓越したテクニックを生かした強引な仕掛けで、日本チームの攻撃を牽引。次代のなでしこを担うフォワードとして、今後も注目していきたい逸材だ。
植木のほかにも、2大会連続のU-17ワールドカップ出場となるキャプテン・長野風花(浦和レッドダイヤモンズ レディースユース)、突破力に長ける遠藤純(JFAアカデミー福島)、50m走6秒9のスピードが魅力(女子高校生の平均タイムは約8秒9)の宮澤ひなた(星槎国際高湘南)らタレント揃いのリトルなでしこ。準決勝の相手は、大国ドイツを破りコマを進めたスペインだ。
ともに美しいパスサッカーを信条とする両者の対決は、前回コスタリカ大会の決勝と同じ組み合わせであり、文句なしに今大会屈指の好カードといえよう。要注目の一戦は10月17日(日本時間25時)キックオフとなっている。