内部がおもしろ変形するスタジアムの代表格が、フランスの強豪リールのホームでEURO2016でも使われたスタッド・ピエール=モーロワ(グラン・スタッド・リール・メトロポール)だ。

建設時の様子からすでにおかしな感じが満載。これがどうなるのかといえば、こうなる。

なんと天然芝のピッチが割れ、持ち上がった後に移動!あっという間?にコンサート会場が出現した。

他にもテニスやバスケットボールなどがこの“半面状態”で開催。開閉式の屋根も備えたスタッド・ピエール=モーロワは、「究極の多目的スタジアム」の一つといえそうだ。

こちらは2015年のユーロバスケット(バスケットボール欧州選手権)の様子。

収容人数は通常が50,186人、半面が27,000人。気になる建設費は、2億8200万ユーロ(およそ327億円)なり。

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