終盤戦に突入している2016シーズンのJリーグ。J1の優勝争いや残留争い、J2やJ3の昇降格争いに注目が集まる。

そうしたなか、プロ野球もやはり佳境だ。12日からはセ・パ両リーグでクライマックスシリーズのファイナルステージがスタート。パリーグでは、優勝した北海道日本ハムファイターズが2位福岡ソフトバンクホークスと6-0の快勝し、早くも2勝目を手にした(※先に4勝した方が日本シリーズへ進出。リーグ優勝チームは1勝のアドバンテージを持っている)

試合会場となったのは日本ハムの本拠地、札幌ドーム。

クライマックスシリーズは全試合がリーグ戦上位チームの本拠地で行われるのだが、札幌ドームはご存知の通り、現在J2で首位を快走する北海道コンサドーレ札幌のホームでもある。

よって、札幌は10月8日の水戸ホーリーホック戦を札幌厚別公園競技場で開催(※日本ハムがリーグ2位に終わった場合、この日に札幌ドームを使用する必要があったため)。試合はヘイスのゴールにより札幌が1-0の勝利を収めた。

世界的にも珍しいサッカーと野球の共用スタジアム。しかも、天然芝のピッチは通常屋外に出されており、「ホヴァリングサッカーステージ」という構造でドーム内へ移動させたのち、90度回転させるという面白い方式を採用している。

百聞は一見に如かず、動画でどうぞ。

国内のスタジアムだけに知っている方も多いと思われるが、何度見てもやっぱりスゴイ!

札幌ドームでは2002年の日韓ワールドカップ時、ドイツ対サウジアラビア、イタリア対エクアドル、そしてアルゼンチン対イングランドの3試合が行われたほか、それ以降もたびたび日本代表戦が開催されている。

さて、こういった変形する“トランスフォーマー”なスタジアムは決して札幌ドームだけではない。世界にはどんなスタジアムがあるのか見てみよう。

【次ページ】まずはピッチ移動型!