『Mirror』は「モナコの副会長を務めているヴァディム・ヴァシリエフ氏は、ラダメル・ファルカオの扱いに関してマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーを批判した」と報じた。

かつてFCポルトとアトレティコ・マドリーで世界最高の点取り屋と謳われたファルカオであるが、2013年にモナコへやってきた後に大きな怪我を経験し、それから苦しい時期を過ごしている。

2014年にはマンチェスター・ユナイテッド、次年度はチェルシーへとローン移籍するも、プレミアリーグでは目立った活躍をすることが出来ず、今季はモナコへと復帰してきた。

10日のリール戦ではついに今季初出場を果たし、ジェルマンとの交代からおよそ30分プレーすることに成功。徐々に回復の道を歩んでいる。

ヴァシリエフ副会長は以下のように話し、プレミアリーグの2つのクラブはファルカオに十分な時間を与えなかったとその処遇を批判した。

ヴァディム・ヴァシリエフ(モナコ副会長)

「イングランドの両クラブは、ラダメル・ファルカオを再起動させることに失敗した。

マンチェスター・ユナイテッドなのか、チェルシーなのかは分からない。彼らは忍耐が欠けていたか、あるいはそれをやる気がなかったのだ。

しかし、私は確信している。今季はかつてのベストに戻ったファルカオを見ることが出来るだろうと。

彼は同じファルカオだ。プレシーズンで我々は見た。彼がゴールを決めるところを。ファルカオはここにいるし、モチベーションを持っている。我々もモチベーションがある。そして、今季は彼の年になるはずだ。

誰もが忍耐を必要としている。しかし、ビッグクラブのプランにそれはない。大きな怪我を経験した選手と契約をしたならば、調子を取り戻すための時間を与えるものだ。

それが我々のやることであり、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーがやらなかったことだ。失敗したのか、やる気がなかったのか」

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