『Leadership』は「アクワ州知事がナイジェリア代表チームに贈った勝利ボーナスは、サッカー連盟によってキャンプの手当に使われることになった」と報じた。
このところ深刻な経営難に悩まされているナイジェリアサッカー連盟。リオ五輪ではアメリカでのキャンプの活動費、ブラジルへの渡航費が滞り、現地への到着もギリギリに。
大会中にもトラブルは続出し、決勝トーナメント進出後もボイコット騒ぎが発生。最終的には銅メダル獲得に成功し、日本の高須医師からのボーナスも受け取った。
しかし、それについても連盟や政府がそれを管理したがっていたことが明らかになっており、ナイジェリア自体の資金難は大きな影響を及ぼしている。
そして、今回はフル代表でも同じような問題が起こったようだ。ナイジェリアは先日タンザニアとのアフリカ杯予選最終節を1-0で勝利していた。
それに対し、アクワ州知事を務めているエマニュエル・オドム氏がチームに勝利ボーナスとして1000万ナイラ(およそ330万円)を与えたのである。
ところが、ナイジェリアサッカー連盟はそのボーナスを受領するとともに、この資金をトレーニングキャンプにおける手当に使うと通告したのだという。
関係者
「選手たちはこれを快くは思わないだろう。彼らは知事からの寄付をキャンプの手当に使うことを期待していない。それは1日200ドル(およそ2万円)だけだからね。
ナイジェリアサッカー連盟は『施し物』に頼り続けるのではなく、責任を果たすべきだよ」