『Sunday People』は「大連万達グループの創業者ワン・チャンリン(王健林)氏は、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)の買収に近づいている」と報じた。

「バギーズ」の愛称を持つWBAのオーナーはジェレミー・ピース氏。イングランド人ビジネスマンで、2000年にクラブの株式を過半数獲得した人物だ。

しかし彼は2013年にクラブを売却する方針を発表しており、それから2年以上にわたって株式の買い手を探していた。

そこに接近してきたのが、アジア最高の富豪と言われる中国人実業家ワン・チャンリンであるとのこと。

総資産300億ドル(およそ3兆1600億円)に達すると言われる彼は、アトレティコ・マドリーの株式を20%所有していることでも有名で、近年はスポーツビジネスへの進出を進めている。

大連万達グループも、ゼップ・ブラッターの甥が創業したメディア企業インフロントを傘下に収め、さらにFIFAの公式パートナーとして関係を深めてきた巨大コングロマリットである。

WBAの購入額はおそらく1億5000万ポンド(およそ209.7億円)になる可能性が高いと考えられている。

もし中国から大きな投資がWBAに注入されることになれば、イングランド・プレミアリーグは更に混迷を極める舞台になりそうだ。

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