元ミランDFで現在同国の副大統領を務めるカハ・カラーゼを輩出したことで知られるジョージア。
カラーゼの他にもブンデスリーガで活躍したコヴィアシュヴィリ、太田宏介が所属するフィテッセのカシア、カザイシュヴィリ、2011年にサンフレッチェ広島でプレーしたムジリら、テクニックに優れたタレントを生み出してきた。
そうはいってもワールドカップ、EUROへの出場経験はなく、今予選もドイツ、ポーランドが突破したグループDで6チーム中5位に終わり、最新のFIFAランクは137位(スペインは6位)。
代表チームは昨年10月に行われたジブラルタル戦以来勝利がなく、最近の親善試合でもスロバキアに1-3、ルーマニアに1-5と、EUROに出場する両国に一蹴されていた。
この日もスペインに終始、ボールを支配されたが、
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40分、軽率なパスミスを奪ったカウンターから、現在トルコでプレーするトルニケ・オクリアシュウィリが先制ゴール!
この1点を最後まで守り切り、歴史的な大金星をあげたのである。
格下といって差し支えない相手にまさかの敗戦を喫し、EURO本大会の雲行きがやや怪しくなったスペイン。同日、ブルガリアに歴史的な大勝をした日本代表がキリンカップ決勝でボスニア・ヘルツエゴビナに惜敗したが、大勝後の試合というのはどんなチームであっても難しい…ということだろうか。