波乱と実力伯仲の今大会

「日本一、世界で戦える日本人」を選ぶ。それがこの大会の目的だ。

それを高い次元で達成するために、今大会は欧州やアジア、世界各国の王者たちが招かれ、主催者である横田陽介(*2)とともに審査員に加わって大会は行われた。

パフォーマンスは30秒を1ターン(ムーブ)とし、それを交互に繰り返しバトルを行う。繰り出す技の難易度、種類の多さ、独創性、流れや構成などを審査員がジャッジを下し、勝敗が決まる。

プレーヤーたちはDJの音楽を合図に、とても人間業とは思えない技を応酬させバチバチにやりあう。技だけでなく、闘争心剥き出しの表情で、ひたすら観客を盛り上げるリアクションで、唯一のスタイルで。様々なかたちでオーディエンスを魅了する。この30秒に辿り着くまでに、一体どれだけの時間を費やしたんだろう?フリースタイルフットボールの醍醐味を余すところなく味わえる空間となっていた。

*2:JFFCを主催。2006年にオランダにて行われた世界大会Masters of the Gameに日本人初出場。2008年にはブラジルで行われた世界大会で準優勝を果たす。リーダーを務めるBall Beat Crewを率いて国内外でパフォーマンスを行っている。また株式会社Ball Beatの代表取締役として、JFFCの主催やスクールを開講するなど普及活動を精力的に行う、日本フリースタイル・フットボール界のパイオニア的存在。

また、今大会は世界トップクラスの国内フリースタイラーが数多く集まり、tokura(徳田耕太郎)や、前回チャンピオンのKU-TAが決勝トーナメントで敗退する波乱や、10代のフリースタイラーの活躍など、誰が勝つか最後までわからない、実力の伯仲する非常にサバイバルな大会でもあった。

JFFC 2016 決勝トーナメント ダイジェスト via CHIMERA YouTube

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