熊本地震の影響により、J2での試合が中止になっていたロアッソ熊本。
5月22日(日)に開催された第13節ジェフユナイテッド市原・千葉戦からリーグ戦に復帰しているものの、運営準備の問題からうまかな・よかなスタジアムでは試合を開催することができず、現在は代替スタジアムでホームゲームを戦っている。
そんな熊本は先週末、ここまで3位と好調の町田ゼルビアと対戦。熊本のホーム扱いであったのだが、試合はノエビアスタジアム神戸で行われた。
熊本と町田にとって神戸はちょうど中間地点。それでも、観戦に訪れるには決して近くはない距離だ。
被災したクラブを相手に迎えるとはいえ町田のサポーターはもちろん勝利を目指してやって来のだが、試合前、ゴール裏の横断幕に書かれていたメッセージが素敵だった。
そこに書かれていたのは、「今日オレ達は全力で戦いに来た。それが盟友熊本への最大のリスペクト」という文字。
「熊本地震復興支援マッチ」という位置付けながら、それでもチームを全力で応援することが熊本に対するの敬意であると主張する力強いメッセージだ。