『ESPN』は「コレクションの大半を売却することを決めた元ブラジル代表FWペレ氏が、その選択について語った」と報じた。

昨年は背中、腰、そして前立腺と手術を重ねることになったペレ。それを経験した彼は、今回1500点に及ぶ記念品のコレクションをオークションで売却することに決めた。

それは個人のパスポートやシャツから、1970年ワールドカップの優勝トロフィー(ジュール・リメ杯)のレプリカに至るまで様々なもの。

その収益の一部(割合は明らかにされていない)は、ブラジルのペケーノ・プリンシペ小児病院に寄付される予定になっている。

売却益はおよそ700万ドルに達すると考えられ、上記のトロフィーは150万ドルの値がつくと期待されている。

ペレはこのオークションについて以下のように話し、お金の重要性を語った。

ペレ

「誰もがお金を必要としているんだ。生きるために、全ての人間がいくらかのお金を必要とする。

幸運なことに、今回の場合は違う。自分の将来、自分の人生にさらなるお金は必要ない。

監督になっていれば、もっと多くのお金を得ることが出来ただろうね。なぜなら、そのオファーはたくさん持っていたからだ。だが、私は指導者にはなりたくなかった」

(収益の一部は病院に寄付するとのことだが?)

「それは、品々が私の家に置かれているよりもずっと重要なことだよ」

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