『Ghanasoccernet』は「ガーナ・プレミアリーグのアサンテ・コトコが、最大のライバルであるハーツ・オブ・オークの八橋健一監督に接近している」と報じた。

このソースは『Asempa FM』のニュースによるものであるという。

今季ハーツ・オブ・オークの監督に就任したことで大きな話題になった八橋健一氏。リーグで初めての日本人監督、さらにプロチームを指揮した経験がないということで批判を浴びた。

加えてプレシーズンでも結果が出なかったものの、開幕から5試合で4勝1分けと好調さを見せた。その後オール・スターズに敗れたことで順位は落としたが、まだ2位に付けている。

ところが、八橋健一監督とクラブの間には再び問題が発生しているようで、前半戦終了とともにチームを離れるのではないかと伝えられている。その原因は経済的な問題であるという。

この記事によれば、『八橋健一監督が、クラブからの給与とボーナスを受け取らないよう銀行に命令を出した』ことにより、関係が悪化したという。その理由は、「現在の賃金に不満があるため」であるというのだ。

ところが、Qolyが八橋健一監督本人に接触してコメントを頂いたところ、現地の報道とは全く違う状況があるようだ。それによれば、

・八橋氏がガーナに到着した10月末から5ヶ月間以上、貧困なエリアにあるホテルに滞在を余儀なくされており、これからも改善の見込みはない

・ホテルにジムやスイミングプールなどの施設は一切なく、週末にはレストランも閉まる。食事を摂ることが出来る適切な環境がない

・給与は2~3ヶ月分、選手にも監督にも未払いの状態が続いている

・勝利給に関しても同じく、選手、監督ともに未払いである

・3月末に激痛に襲われ腎臓結石が発見された。クラブ側からは「検査のため」とだけ発表され、大量の痛み止めが処方され、薬物治療の後翌日退院した

という状況であるというのだ。

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