12日、『Inside』は「国際サッカー連盟(FIFA)は、2020年オリンピック予選から赤道ギニア女子代表チームを追放処分とした」と報じた。

当然であるがまだ2020年オリンピック予選は始まっておらず、この懲戒処分に至った原因は2016年大会の予選で認められたものだ。

赤道ギニアはセカンドラウンドでコンゴ国を相手に2試合合計7-0で勝利を収め、サードラウンドでは強豪ナイジェリアを撃破するという金星を達成していた。

最終的に南アフリカに敗れて本大会出場は逃しているものの、非常に大きな成績を残していた。

しかし後の調査によって、これらの試合に出場していたブラジル出身のMFカミラ・マリア・ド・カルモ・ノブレ・ジ・オリヴェイラが2つのパスポートを使っていた事実が発覚。

この結果、FIFAの規律委員会は彼女に対して10試合の出場停止処分、2000スイスフラン(およそ22万円)の罰金を言い渡した。

赤道ギニアサッカー連盟に対しては2020年オリンピック予選からの追放、そして4万スイスフラン(およそ450万円)の罰金を科している。

同チームには他にも資格が怪しい選手が何名かいると発表されており、今後も調査が進められる予定となっている。

なお、赤道ギニアはスペインやブラジルから多くの選手を「輸入」しており、その弊害として国籍の問題が頻発している。

男子代表チームも2015年アフリカネイションズカップ予選で無資格選手を起用したことによって追放されたことで話題になった。ただし、モロッコの辞退によって開催権を獲得したことにより、『失格したのに出場』という珍しい結果になっている。

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