日本人の父とフィリピン人の母を持つ彼は、 浦和レッズのジュニアユース、ユースを経て仙台大学へ。そして2014年に生まれ故郷に戻り、グローバルFCと契約した。
バスケットボールが有名なフィリピンは、1900年代前半にはサッカー強国として知られた一方で、国際的な競技の進歩についていくことが出来なかった。
しかし2009年に全国リーグのUFL(ユナイテッド・フットボール・リーグ)が設立され、代表チームには海外生まれの選手が合流。数年で東南アジア地域では強豪の一つに数えられるようになったのだ。
大学から直接フィリピンのリーグに参加した彼であったが、その初年度から注目を集めることになる。2014年4月に行われたネパール戦で代表デビューを果たし、直後に行われたAFCチャレンジカップでもプレー。すぐに重要な左サイドバックとして定着した。
11月に行われたAFFスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)では全試合がYoutubeで無料配信されたため、日本からも彼のプレーを見た者は多かったはずだ。
フィリピンは決勝トーナメント1回戦で圧倒的な優勝候補であったタイと対戦してしまい敗れることになったが、Qolyでも佐藤大介という選手がいることには大きな反響があった。
そして、当然ながら今回のインターナショナルマッチデーウィークにも、佐藤大介選手は招集された。
PFF Advisory on Philippines Men's National Team's WCQ Matches on 24 & 29 Mar 2016 https://t.co/3ORfFgq2Id @afcasiancup @FIFAWorldCup
— The PFF (@philfootball) 2016年3月14日
フィリピン代表は残念ながらグループ3位以下が確定してしまったが、24日にはウズベキスタン(アウェイ)、29日には北朝鮮(ホーム)の試合を控えている。
これによってアジアカップ予選のスタートラインが決まるため、決して消化試合ではない。グループ首位、2位との対戦であり、フィリピンにとっては重要なものになるだろう。
さて、ここで本題であるが・・・我々Qoly編集部、その佐藤大介選手に先日少しお時間を頂き、いくつかの質問にお答えいただいたのだ!