ついに2018年ワールドカップ・アジア2次予選はクライマックスだ。わずかな枠を争い、多くの国がしのぎを削ってきた。
セントラル方式の短期決戦と比べれば、長期のグループリーグではチームの基盤が大きな影響を与える。政治力や経済力を持つ連盟、そして選手の能力が現れる結果になりがちだ。
しかし、それでも驚きは起こるもの。今回の予選ではイラクや中国が苦戦し、残りの試合次第ではこの時点で敗退の可能性もあるのだ。
AFCチャンピオンズリーグではランクの低い国が切られてしまう(AFCカップに回る)が、代表チームでは別だ。どんなに小さな国でもワールドカップ予選に足を踏み入れることが出来る。
全ての選手が「世界」と繋がっている――それが、サッカーの魅力でもあると言えるだろう。もちろん、そこには高いハードル、長い階段が立ちはだかってはいるのだが。
そして、そんな厳しい道に立ち向かっている「日本人」がいる。日本代表という道ではなく、海を越えて、自身のルーツを辿ってだ。
それがフィリピン代表DF、佐藤大介だ。
Ready for tomorrows game vs Yemen at Rizal stadium 8pm⚽️ #Azkals #philippines #worldcupqualifier #Ds11 pic.twitter.com/EFmdr9G9I4
— Daisuke Sato (@daisukesato11) 2015年11月11日