昨日、 マンチェスター・シティでのキットマンの仕事ぶりについてお伝えした。
CHAPPY REACTION: Legendary kit man reflects on a perfect last day on the job:
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— Manchester City FC (@MCFC)
2014, 5月 11
そのシティで22年間に渡ってキットマンを務めた名物キャラのチャッピーこと、レズ・チャップマンさん(現在は引退し、CityTVのレポーターに転身)が『BBC』に応えたインタビューを紹介。
クラブ内のあらゆることを知り尽くしている氏は言えることと言えないことを考えながら答えたそう。まずはマリオ・バロテッリについて。
「マリオについて読む物は何だっておそらく本当のことさ。彼は予想通り予想できなかった。とんでもない才能、常に個人(的?)。完全に1回限り(2度と現れない?)であり謎さ」(ちなみに、バロテッリとは大の仲良しです)
とはいえ、バロテッリが最も風変わりだったかといえばそうではなく彼以上に変わり者だったのは、それはあの ピーター・シュマイケルだという。
「平日は素晴らしいやつなんだけど、土曜日(試合日)になるとモンスターになる。彼がロッカールームにやってくると私は誰も見たり触ったりできないよう彼のキーパーグローブを隠さなければならなった。 そして、彼が出ていく40秒前にそれを出さなくてはならなかった。
彼は28.5cmと29.5cmの(片足ずつサイズの違う?)スパイクで、新しいユニフォームは3着(必要)だった。ひとつはウォームアップ用、そして前半と後半に1枚ずつ。毎週3枚の新しいユニフォーム(が必要)だったのは、(ユニフォームを)洗ってしまうとフィットしなくなると彼が言ったからさ。1シーズンで92枚のユニフォームを使ったことを思い出すことができる。前代未聞だったよ。
今は選手たちは1試合につき(ユニフォーム)2枚になった。(ただ)セルヒオ・アグエロは4枚なんだ。どの相手選手たちも彼と交換したがるからね」
また、チャップマンさんは多くの選手たちにあだ名をつけていて、アグエロは“th'Aguero"、ジョー・ハートは"th'Arty"。マティヤ・ナスタシッチ、ステヴァン・ヨヴェティッチ、ヘスス・ナバスの3人はそのまんま、Nas、Jov、Nav。
そして、かつてシティでプレーしていたアイルランド人DF リチャード・ダン(現QPR)のあだ名は“リンフォード"だったそう。これはジャマイカ出身でイングランドの短距離ランナーであるリンフォード・クリスティ(Linford Christie)に由来するものだとか。なんでも「試合中、リチャードが相手ウィンガーからボールを奪おうとどこからともなく飛んできたんだ。当時のGKニッキー・ウィーヴァーは信じられず、リンフォード・クリスティみたいだと叫んだのさ。それ以来彼はリンフォードになった」とのこと。
また、あのグレン・ホドルもいじった ジョー・ハートのシャンプーのCM(これ?)についてはチーム全体でネタにしていたそうで、「私たちは3週間毎日あのCMについて彼に嘆きを与えた(いじり続けた?)。でも、彼が商品を箱ごとみんなに配り始めたので収まったよ」。