霜田 正浩(日本サッカー協会 技術委員長)
(マッチメイクについて)
「3月28日はポルトガルのスポルティング・リスボンとやることになりました。
もともとこの遠征はポルトガルに行けばメキシコとやれるということを全て再優先させてスケジュールを決めました。その後にオリンピック出場国とマッチメイクができないかということでいろいろ調整をしましたが、ポルトガルおよびヨーロッパで中立のところでやれる相手がなかなか見つからず、その後はU-21の予選(U-21欧州選手権の予選)に出ないヨーロッパの強豪といろいろ調整をしました。
ここもまたユーロの予選が入ってたもんですから、なかなかこの国とマッチメイクが上手く調整できないと、日にちも相手も限られたなかで調整しなければいけないということで、最終的には手倉森監督と相談をして、ヨーロッパのビッグクラブ、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグに出ているようなビッグクラブと練習試合ができないかということで、スポルティングの方にお願いして快諾を得たというのが試合決定の経緯です。はい、以上です」
質疑応答
―このドルトレヒトの選手(ファン・ウェルメスケルケン・際)を発掘した経緯とですね、予選で活躍した櫛引選手とか矢島選手がいないんですが、その理由を教えてください。
手倉森「うちのテクニカルがいろいろ調査していて、オリンピックへの最終予選のエントリーの中にすでに入れていたと。今回室屋、マツケンというところが怪我したのに対して、まず候補者の一人として映像を集めてくれと。その映像を見た時にものすごく興味が湧いてきたのでね。
ヨーロッパに行ってメキシコとできるというタイミングで、彼はオランダでやってますので招集するチャンス、また縁があるんじゃないかなと思って選びました。
矢島と櫛引と外したのに関しては、もう十分彼らの力は分かっていると。そのポジションでまた新たなライバル、力を試したいと思って外しました。直接彼らには電話させてもらって話をして、理解をしてもらってます」