『WA Today』は「FIFA会長候補のアリ・ビン・アル・フサイン氏は、AFC会長のシャイフ・サルマン氏に選挙違反があると訴えた」と報じた。
来月投票が行われることが決まっているFIFA会長選挙。長く続いたゼップ・ブラッター体制の終焉とあって、世界中から大きな注目を集めている。
そこにアジアサッカー連盟(AFC)の会長を務めているシャイフ・サルマン・ビン・イブラヒム・アル・ハリーファ氏(バーレーン出身)も立候補している。
先日AFCはアフリカサッカー連盟(CAF)との協定を結んだ。多くの連盟を持つアフリカ大陸はゼップ・ブラッター氏も重要視した事で知られる票田である。
アジアサッカー連盟加盟国出身の人物として直接のライバルとなるアリ・フサイン(ヨルダン王子)氏は、この行為について「選挙違反ではないか」とFIFAの独立委員会に調査を依頼しているようだ。
アリ・ビン・アル・フサイン
(FIFA会長候補)
「私は、FIFA会長選挙においてそのルールに違反しようとする試みが為されていることを懸念している。
自分の懸念をFIFAの選挙監視委員会に知らせ、その問題を検討することを求めている。
私は、常に地域同士の理解については推進してきた。しかし、AFCとCAFのこの覚え書きのタイミングは、ブロック投票を設計するための露骨な試みに見える。
アフリカは誇りを売り渡すべきではないし、サッカー連盟の開発リソースを要求することを選挙に、政治的な会長選びの中で使用してはいけない」