『FOX Sports』は『AP』の報道を引用し「ヨルダン王子のアリ・ビン・アル・フサイン氏は、現FIFA会長ゼップ・ブラッター氏は即座に辞任をすべきであると話した」と報じた。
4年間FIFA副会長を務め、5月末に行われたFIFA会長選挙で敗北したプリンス・アリ。しかしその4日後にブラッター氏は会長職から離れる意向を示し、今年12月以降に新たな選挙を行うというスケジュールが示された。
ブラッター氏はその後もアメリカで行われる公聴会への出席を拒否するなど、犯罪者引渡条約を結んでいる国への渡航を拒んでおり、透明性を求める層からは大きな批判が集まっている。
プリンス・アリはメディアに対して以下のように話し、ブラッター会長はもはやFIFAのトップというポジションに留まるべきではないと主張した。
アリ・ビン・アル・フサイン
(ヨルダン王子)
「ブラッター会長の辞任はもはや棚上げしておく訳にはいかない。今すぐに職を離れるべきだ。彼の継承者を準備し、この選挙のプロセスを管理しようとする試みを許すわけにはいかない」
「臨時で設置された指導部は、選挙の前に議論されていた改革案に加え、選挙のプロセスをも指揮することになる」
「強力なプロセス、そして意味のあるタイプテーブルを確実なものとするために、十分な安全装置が必要だ。それが可能なのは独立した組織だけだ」
「(選挙の日時について)2016年3月までという日程は正当化できないよ。早期の選挙に突入することなく、未来を考えるための時間を持っている。それは彼らの絶対的な権利じゃないか」