パウリーニョ(ブラジル代表)

(Paulinho / 保利尼奥)

移籍金:1400万ユーロ(およそ18.7億円)

2013年にトッテナム・ホットスパーに加入し、イングランド・プレミアリーグでも実績を残した。その際の移籍金は1700万ポンドで、大きな期待をかけられたボランチであった。

そしてその2年後、パウリーニョは1400万ユーロで中国へと新天地を求めることになった。これはかつて代表で共に仕事をしたスコラーリ監督の意向があったという。

一時期よりも価値は落ちたとは言え、コンスタントにプレーできなかった英国時代よりも充実しているのかもしれない。特にACLの柏レイソル戦で決めた超絶フリーキックは世界を沸かせた。

元AFC最優秀選手であるチェン・チーと共に組まれるボランチのコンビはまさに強力。試合のコントロール、前線への飛び出し、そしてミドルシュート。

守備にも攻撃にも貢献する真のボックス・トゥ・ボックスプレイヤーとして、加入からわずか半年でクラブに欠かすことが出来ないボランチになった。

人材が余っていた前線と比べて、元々守備的なポジションには外国人選手を積極的に加えてこなかった広州恒大。

全体的な破壊力はマルチェロ・リッピ時代よりも落ちているという声は多いが、チームのバランスとしては彼の加入によってむしろ向上している気さえする。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手