『FOX Sports』や『South China Morning Post』は「広州恒大のスポンサーを務めている東風日産は、無断でシャツのロゴを変更したことを契約違反だと訴えている」と報じた。
先週末に行われたAFCチャンピオンズリーグ決勝でアル・アハリ(UAE)を破り、通算2度目の優勝を果たした広州恒大。
El Guangzhou Evergrande logra el campeonato de la liga China con Scolari, Paulinho y Robinho entre la plantilla. pic.twitter.com/KwYjZVFbHL
— Jaime F. Macias (@Jaimefmacias) 2015, 10月 31
今季胸スポンサーを務めていたのは、日本の自動車メーカーNISSANと中国の東風自動車による合弁企業。普段のユニフォームには、同社の新モデルであるヴェヌーシアT70のロゴが入っていた。
ところが、先週末の大一番で広州恒大が着用していたユニフォームはそれとは別のもので、親会社であるEvergrandeの子会社であるEvergrande Lifeのロゴが入っていた。
HALF TIME | @GZEvergrandeFC 0-0 @AlAhliClub | 0-0 (agg.) #ACLFinal #ACL2015 pic.twitter.com/R1dgkf6fFC
— AFC Champions League (@TheAFCCL) 2015, 11月 21
広州恒大に対して年間1億人民元のスポンサーフィーを支払っている東風日産はそれに対して許可を与えていなかった。
東風日産側の主張では、これらの変更についての提案は「試合の1分前に送られた書面だけ」で通知されていたという。
一方、広州恒大側は10日前にユニフォームスポンサーの変更を提案する交渉を行おうとしたが、東風日産側からの応答がなかったと主張しているようだ。
つまり、どちらにしろ広州恒大側は公式な了承を得ることなく無断でユニフォームのスポンサー名を変えるという行為を行っていた形となる。
東風日産側はこの行為に対してはスポンサー契約の規約違反であると主張しており、既に法的措置に出る準備を整えているとのことだ。