17日に行われた南米予選の第4節で、コロンビア代表は予選未勝利のアルゼンチン代表と対戦した。
前節、ハメス・ロドリゲスのゴールで南米王者チリに敵地で追い付き、上昇ムードで迎えたホームゲームだったが、メッシ、アグエロ、テベス不在のアルゼンチンに0-1で敗れ、初白星を献上してしまった。
これでチームは1勝1分2敗となり10チーム中7位。昨年のW杯でベスト8を達成して以降、コパ・アメリカに続いて低調な成績が続いている。
この試合にはフェネルバフチェやケルンなどで活躍し、W杯の日本戦を最後に現役引退した元コロンビア代表GKファリド・モンドラゴンが観戦に訪れていた。
日本戦では大量リードの後半に途中投入され、大会の最年長出場記録を樹立したモンドラゴン。日本にとっては屈辱であり、「敬意を欠く」との批判もあった。
この写真では2人の子供に囲まれにこやかな表情であるが、試合後、敗戦に不満なファンと一悶着があったようだ。
8秒ごろに現れる黒いシャツの大柄な男性がモンドラゴン。黄色いコロンビア代表のユニフォームを着た若者と激しい口論となり、女性の悲鳴も飛んだ。
幸い乱闘には発展しなかったがこの騒動の後、モンドラゴンは公の場で謝罪。
「全ての侮辱に我慢しなければならないわけではない」と怒りの気持ちも述べたが、当局の対応には感謝を述べ、ファンに対しては「応援メッセージありがとうございました。我々は今まで以上に代表をサポートする必要があります。私たちは皆“コロンビア”ですから」と、結束を訴えている。