23日、J2・J3は最終節を迎える。
今年も長かったJリーグのシーズンが終わろうとしているが、J2でプレーオフ進出を決め初のJ1昇格に焦点を当てているチームがある。愛媛FCだ。
14日現在、愛媛は勝ち点62の5位。7位東京ヴェルディが最終節勝利しても勝ち点は61にしか届かず、愛媛を抜くことはできない。最終節の結果いかんだが、現時点では29日の準決勝で現在4位のセレッソ大阪と戦うことが濃厚だ。
現役の日本代表選手を抱えJ2らしからぬ選手層を持つセレッソに対して、韓国人以外の外国人選手が1人もいない愛媛FC。昨シーズン19位と苦しんだチームは何故躍進することができたのだろうか?幾つかのキーワードにわけて説明する。
バルバリッチ時代を振り返る
愛媛FCを語る上で欠かせないが、元監督のイヴィッツァ・バルバリッチ氏だ。
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— Historias de Cromos (@HistoriaCromos) 2015, 8月 6
現役時代は主にスペインでプレーしたバルバリッチ氏
守備だけで言えば2009年途中から2012年まで指揮をとったバルバリッチ監督時代も戦えていた。その根底にある言葉をまずは公式サイトからお届けしよう。
イヴィッツァ・バルバリッチ
(元愛媛FC監督)
全員で戦うことが重要です。あとは攻撃も守備も全員がやること。現代のサッカーは攻撃の選手は攻撃だけ、守備の選手は守備だけをするというわけにはいかない。
守備が良くても得点がとれなければサッカーは勝てない。 攻撃面は…というと、2010シーズンの34得点を代表するように守備を重視すれば得点がとれず、2011、2012シーズンのようにシーズン50得点に迫ればそれ以上に失点を重ねてしまうという状態だった。