17日、『Daily Mail』は「レアル・ソシエダを解任されたデイヴィッド・モイーズ前監督は、いくつかのオファーを断っていたことを明かした」と報じた。
マンチェスター・ユナイテッドの監督を解任された後半年の無所属期間を経験し、昨年11月にスペインのレアル・ソシエダと契約したモイーズ。
苦しんでいた名門クラブをなんとか残留に導くと共に、スタンドでファンからスナック菓子を貰って食べるなど、ファンとの関係も良好だったと言われている。
しかし今季は開幕から不調に陥り、まだ2勝しかあげられていない。クラブはついに先日彼の解任を発表し、体制を変化させることを決断した。
スペイン行きから1年で再び解任の憂き目に遭ったモイーズ氏は、マネージャー協会を経由して声明を発表。契約期間中にいくつかのオファーを断っていたことも明かしている。
デイヴィッド・モイーズ
(前レアル・ソシエダ監督)
「私はレアル・ソシエダを離れることになったのは残念だ。昨年の11月にクラブのマネージャーとして仕事を受け入れたとき、自分の任務は降格の回避、リーガ・エスパニョーラに残留することだった。
その目標については達成することに成功し、12位という結果を残すことが出来た。昨季は重要な進歩を遂げることが出来たと感じている。バルセロナをホームのファンの前で破ったことは、歴史的なハイライトだった。
我々のチームからはいくつかの前向きなパフォーマンスが見られていたが、この数週間は結果が着いてこなかった。
しかしながら、私はシーズン終了時にはいい順位で終わることが出来るだろうと自信を持っていた。
私は契約を守るという断固たる約束をしていた。この役割を果たすことが出来なかったことは残念だ。特に、この数ヶ月はいくつかの引き抜きのオファーを断ってきた。
エヴァートン、そしてマンチェスター・ユナイテッドで、プレミアリーグの監督として12年間を費やしてきた。その後、海外で働くチャンスを生かしたかった。
クラブと会長には感謝したい。スペインでのチャンスを与えてくれたことを。このような歴史を持つクラブが、英国人の監督を雇ってくれたことを。
選手達、そしてスタッフ、アシスタントコーチのビリー・マッキンリーにも感謝したい。そして、サン・セバスチャンの素晴らしい人々にも。
この美しい街で働き、彼らの文化に浸かることが出来たのは喜びだった。彼らの暖かさと寛大さは、まるで故郷のように感じさせてくれたよ」