ラミレスのために中央のスペースを空け、マイナスのポジションを取る。この時点で完全にフリーに。

ネイマールからのパスを自ら撃つことも出来ただろう。しかし相手DFが自分に引き付けられるのを見越し、今度はラミレスが空けたスペースに飛び込みフリーとなっていた味方のためにスルーをしたのである。

味方が放ったシュートは大きく外れてしまったが、折り返しのクロスとこぼれ球に反応できるよう、スアレスはしっかり中央に飛び込み、フリーとなっていた。

この一連の経過のなかでスアレスは一度もボールに触っていない。しかし、味方へ合図を送り、自らスペースを作ることでチーム全体の流れを促進する司令塔の役割も演じていたのである。

スアレスがなぜバルセロナで成功することが出来ているのかを示すヒントが、今回のこのシーンには隠されていた。

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