『Birmingham Mail』は「アストン・ヴィラ元監督のポール・ランバート氏は、現在のクラブの状況を嘆いた」と報じた。
今季開幕から10試合勝利がない唯一のチームとなっているアストン・ヴィラ。ティム・シャーウッド監督は解任され、後任はまだ決まっていない。
今年夏までヴィラを率いていたポール・ランバート氏は以下のように話し、大物を獲得しなければ戦えないと主張した。
なお、今夏のアストン・ヴィラはクリスティアン・ベンテケの資金で25名の選手を獲得し、結局の所は175万ユーロ(およそ2.4億円)の赤字になっている。
ポール・ランバート
(アストン・ヴィラ元監督)
「今のクラブには現実的なレベルを超えた期待があるんだよ。
私の時も、最初の日からいっぱい聞いたね。ランディ・ラーナー会長がクラブを売りたがっていることを誰もが知っていると。
私がいたときに最もお金を使ったのはクリスティアン・ベンテケだった。私はいくつかのトッププレイヤーにも話をしたが、誰も来てはくれなかった。
アストン・ヴィラに引き入れようとしていた選手達は、大物だった。ロメル・ルカクとボニー・ウィルフリードと話した。
彼らはまだ偉大なクラブであり、プレミアリーグの下位に沈んでいるべきではない。
今のアストン・ヴィラは何なんだ? 彼らは偉大なファンを持っている。素晴らしいスタジアムがある。練習場も豪華だ。ビッグクラブは毎年競争を繰り広げるものだよ。
クラブの歴史や期待は知っているが、しかしプレミアリーグで競争するにはお金を使うことが必要なんだ。
私は多くの資金を使わせてもらえなかった。肝心なところは、大物選手を呼び込む準備をしなければいけないという点だ。
監督は選手の契約に対して最終的な判断をしなければならない。誰が来て、誰が来ないのか。私がいたときにはそのような混乱はなかったよ」