今夜日本代表と対戦するシリア代表に関し、Qolyではこの数日にわたり何度か紹介記事を配信した。

解説の中では詳しく触れなかったが、シリアで最も知名度が高い男、確実に注意を払わなければならない選手がいる。彼に化かされてはいけないのだ。危うく我々の解説からも隠れられてしまうところだった!

ギリギリのタイミングで紹介するのは、“ダマスカスの戦車”ことサンハリブ・マルキである。

マルキは1984年生まれの現在31歳。出生地はシリアだが、ベルギーでプロ選手となったFWだ。

2007-08シーズンにベールスホットで16ゴールを記録し、北京五輪前にはベルギー代表からお呼びがかかったものの、彼は祖国のシリア代表を選択。2011年のアジアカップではグループリーグの日本戦にも出場している。

このようにマルキは若い頃から実績のある選手であった。しかし当時はサイドやターゲットの周りを献身的に走る衛星型のFWという評価で得点自体は少なく、彼が「点取り屋」としての才能を開花させ、その名前を欧州に轟かせたのは2011~13年に所属したオランダ・ローダ時代である。

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