今夜日本代表と対戦するシリア代表に関し、Qolyではこの数日にわたり何度か紹介記事を配信した。
解説の中では詳しく触れなかったが、シリアで最も知名度が高い男、確実に注意を払わなければならない選手がいる。彼に化かされてはいけないのだ。危うく我々の解説からも隠れられてしまうところだった!
ギリギリのタイミングで紹介するのは、“ダマスカスの戦車”ことサンハリブ・マルキである。
Kwalificatie WK 2018
Vandaag speelt
#Syrië met ex #Roda JC speler Sanharib #Malki tegen Japen pic.twitter.com/nmzZGRuvyt
— ⚽️Voetbal-NL (@kabrogabriel) 2015, 10月 8
マルキは1984年生まれの現在31歳。出生地はシリアだが、ベルギーでプロ選手となったFWだ。
2007-08シーズンにベールスホットで16ゴールを記録し、北京五輪前にはベルギー代表からお呼びがかかったものの、彼は祖国のシリア代表を選択。2011年のアジアカップではグループリーグの日本戦にも出場している。
このようにマルキは若い頃から実績のある選手であった。しかし当時はサイドやターゲットの周りを献身的に走る衛星型のFWという評価で得点自体は少なく、彼が「点取り屋」としての才能を開花させ、その名前を欧州に轟かせたのは2011~13年に所属したオランダ・ローダ時代である。