8月20日、『La Repubblica』などイタリアの各メディアは「セリエBに所属していたカターニアは、八百長に関与したことによって12ポイントを剥奪され、レガ・プロ(3部)への降格が決定した」と報じた。

昨季セリエBで15位に入り残留を決めていたカターニア。しかし、6月に発覚した八百長スキャンダルで会長を務めていたアントニオ・プルヴィレンティ氏、副会長パブロ・コゼンティーノ氏、スポーツディレクターのダニエレ・デッリ・カッリ氏などが逮捕され、5~6試合の結果が操作されていたことが明らかになった。

その後行われた裁判で、プルヴィレンティ元会長は「試合を操作しようとしたが、実際に効果は表していない」と証言し、10万ユーロの支払いを行ったことを認めていた。

これによってプルヴィレンティ氏は生涯サッカー界に関与することを禁止されており、カターニアのクラブ自体にも降格処分が科せられるものと予想されていた。

最終的にカターニアには直接的降格が言い渡されることはなかったものの、昨季の結果から12ポイントがマイナスされることになり、結果的に3部に当たるレガ・プロに降格することになった。

なお、同時に昨季レガ・プロのグループBで首位になったテラモ、19位になったサヴォーナが第37節で試合の結果を操作したとしてセリエDへの降格処分が言い渡されている。

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