6月23日、『ITA Sport Press』は「かつてカターニアで活躍した元イタリアU-21代表FWジョナタ・スピネージは、クラブの会長やGMらが八百長容疑で逮捕されたことを嘆いた」と報じた。
近年芋づる式に事件が発覚し続けているイタリア。23日にはセリエBのカターニアで会長を務めているアントニーノ・プルヴィレンティを初めとした7名が逮捕される事態となった。
その疑惑の内容は、3部降格の危機にあった2014-15シーズン中にいくつかの試合の結果を買ったというものので、仲介したエージェントも含めて自宅軟禁下に置かれており、警察の捜査が進められている。
かつてカターニアでエースとして活躍したスピネージは、これらの事件はショックだったと話した。
ジョナタ・スピネージ
「今朝カターニアに調査が入ったというニュースを聞いたとき、まるで腹にパンチを受けたような感覚だった。
この町に喜びと名声をもたらそうと払ってきた犠牲を考えれば、その摩天楼が夏の朝に崩れていくのを見るのはとても辛いことだ。
今朝、クラブの歴史に最も黒いページが描かれた。今クラブがこの嵐によってどれだけ打撃を受けたのか、子供達に説明することは難しい。
僕はただ望む。この嵐の後に太陽が出ることを。ドアが閉まったとき、他のドアが開くことを。カターニアはセリエDを恐れはしない。カターニアは尊厳とともに前進していく。それはアマチュアでプレーするとしてもだ」