8月17日、『Ahram』は「元エジプト代表FWアムル・ザキは、自身のツイッターで現役引退を発表した」と報じた。

アムル・ハッサン・ザキは1983年生まれの32歳。2008年にザマレクからイングランド・プレミアリーグのウィガン・アスレティックに加入し、11ゴールを決める活躍を見せたことで知られるストライカーである。

重量感のある突進から豪快なゴールを決めることから「ブルドーザー」の愛称を持ち、一時期はビッグクラブからの興味も引いたと言われている。

しかし、度重なる罰金でウィガンへの完全移籍に失敗。後にポーツマスへの移籍が決まりかけたものの、チームにタル・ベン・ハイム(イスラエル人)とナディル・ベルハジ&ハッサン・イェブダ(アルジェリア人)がいたことでザキ自身がそれを拒否している。

2010年にはハル・シティと5ヶ月の契約を結んでイングランドに戻るも、あまり出場機会を得られずに終わり、その後は苦しいキャリアになった。

ザマレクに戻ってから数試合でゴールを量産するも長期の離脱を経験し、その後所属したエラズースポル(トルコ)、ENPPI、アル・サルミーヤ(クウェート)で結果を残せず。

さらにその後に加入したラジャ・カサブランカ(モロッコ)では加入直後に手術を行ったことでクラブからの怒りを買い契約が解除されている。昨年夏にはレバノンの名門アル・アハードに加入したが、一試合も出場しないまま怪我のために退団した。

今年1月にアラブ・コンストラクターズと1年半の契約を結び、1年以上のブランクを経てカップ戦で復帰を果たすものの、結局怪我の状況は改善せず32歳という若さで現役を離れることになった。

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