『Ahram』は「元エジプト代表FWアムル・ザキは、レバノン1部のアル・アハドとの契約を解除し退団した」と報じた。
アムル・ザキは1983年生まれの31歳。かつてはエジプト代表のエースストライカーとして活躍した選手であり、イングランド・プレミアリーグのウィガン・アスレティックでも得点を量産して注目を集めた経験を持っている。
しかし一瞬の輝きを見せたあと、キャリアは下降線を辿った。ハル・シティでは無得点に終わり、その後所属したエラズースポル、ENPPI、アル・サイリヤ、ラジャ・カサブランカではほとんど存在感を見せられず。しかも契約や賃金の問題、さらに怪我を隠して契約するなどでクラブと揉めることも多く、まともにプレーできない状況になっていた。
先月4日には今季に向けてはレバノンの強豪クラブであるアル・アハドと契約を結ぶことに成功したと報じられていた。ところが、今回の記事によれば負傷からの回復に時間がかかるとのことで、早くもその契約を解除することになったという。
なお、レバノンリーグは今月26日に開幕する予定となっており、結局アムル・ザキは全くプレーすることのないままクラブを去ることになった。