『retesport』など各メディアは「イタリア選手協会会長を務めているダミアーノ・トンマージ氏は、FIFAの会長に元選手が就くことになれば重要な兆候になると話した」と報じた。
かつてローマで活躍したことで知られている元イタリア代表MFトンマージ氏は、現在選手協会の会長として様々な国内の問題に取り組んでいる。
彼は、フィーゴやジーコ、プラティニが会長になることによってFIFAがよりスポーツ面の問題を重視するようになるのではないかと期待を寄せた。
ダミアーノ・トンマージ
(イタリア選手協会会長)
「私はフィーゴ、ジーコ、またはプラティニに可能性があると書かれているのを読んだ。もし、元選手がFIFAの次の会長になるとすれば、重要なシグナルになる。
それは、スポーツ面の事項が再び物事の中心になるということだ。彼らはスポーツにその命を捧げた人物だ。引退した後もそれが続いていくのは当然のことだ。
サッカーは様々な役割を提供する。しかし誰もが監督として、あるいは協会のスタッフとして働くことを考えているわけではない。こういうことがしばしば起こるならば、素晴らしいと思う。
高いレベルのサッカーをプレーしてきた人々は、よりスポーツ面に関心を持っている。ビジネスやコスト面よりね。それがあるべき道だと思うし、そうなるだろう。
情熱と犠牲を持ってスポーツをプレーしてきた人々は――改善しなければならない点として、地位に心を奪われることなく、フットボールの問題を優先するだろう。
利益を他のスポーツから奪い取りたいだけの人が一定数いるのだ。彼らは全く規律を重視することなく、スポーツ面の結果の浮き沈みに気をつける必要もなかった。
チャンピオンでなかった人物は良いことが出来ない、適切なアプローチをすることが出来ない……と言っているわけではないよ。
しかし、やはりスポーツ面での名士の方が、物事を改善することは出来る。それはいい兆候だと思う」