ミランからモナコへのシーズンローンが発表されたステファン・エル・シャラウィがミランのサポーターたちにお別れのメッセージを送った。
エル・シャラウィはミランの下部組織で育成され、一時は「天才」と呼ばれた選手。度重なる怪我にも悩まされた事やカルロス・バッカ、ルイス・アドリアーノの加入もあり、クラブ内での立場が危うくなっていた。
モナコ移籍発表後、エル・シャラウィはInstagramに一枚の画像を投稿。そこにはクラブやサポーターへの想いの詰まった長文が添えられていた。
ステファン・エル・シャラウィ
(モナコ所属、イタリア代表)
「現時点で自分の気持ちを表現する言葉を見つけるのは本当に難しい。
全てはとても迅速に起きた事であり、24時間以内に自分と自分のキャリアにとって最良となりうる選択をする必要があったんだ。
ミランのようなクラブ、そしてそのサポーターたちと別れることについてどれほど残念に思っているか明確にする必要はない。幼い頃からこのカラー(=赤と黒)と結びついてきた事実以外に、最悪の時でさえ、常に自分を支え、自分に自信を持たせてくれたクラブだったから、ここを去ることはとても難しいよ。
しかし、方向性を変える時が自分に来たと思っているし、歯を食いしばり、最大級の情熱をもって、プロフェッショナルな新しいチャレンジを選択したと思う。
また、謝らなければいけないね。この2シーズン、負傷によって総合的に貢献することができなかった…しかし、最初の日から最後まで、常にこのユニフォームを名誉に思い、尊敬してきた。
この4年間は自分にとても大きなものを与えてくれたし、成長を手助けしてくれた。そして、選手として男として高めてくれた。
ミラン、スタッフ全員、そしてこれまでの全てのチームメイトに感謝している。多くの勝利を掴んだし、多くの敗北も経験した。しかし、傍らには常に素晴らしい人々がいた。自分に与えられた全ての教え、全てのアドバイスを抱き続けるだろう。
そして、大事なことを言い忘れていたけど、最後にサポーターのみんなにお礼を言わなければならないね…ユニークで特別だったよ…。どんな時でも、たとえネガティブな時でさえ、みんなが示してくれた愛情に感謝している。
そして、ユニフォームが変わるにも関わらず、今日も素晴らしい言葉とメッセージを送ってくれてありがとう。それらの言葉を心に刻み、永遠に抱き続けるよ。
みんな本当にありがとう。さようなら」