これは、マドリーが最近になってフォローした6アカウントだ。
見てみると、先月末にエスパニョールから買い戻したルーカス・バスケスや新監督のラファ・ベニテス、こちらもポルトから買い戻しを行ったカゼミロのアカウントが並んでいる。そして、最近になってマドリーに加入した選手(監督も含む)はやはり最近になってマドリー公式にフォローされているのだ。
これが示すこと何だろうか?
それは、マドリーが「現所属の選手(や監督)しかフォローしない」というTwitterのソーシャルメディアポリシーを掲げているということに他ならない。
ソーシャルメディアの運用については、各クラブによって様々である。
たとえばマンチェスター・シティのフォロー数は5万6000ほどであり、一般のファンもフォローしている。対するマンチェスター・ユナイテッドは現所属の選手を中心に、ルート・ファン・ニステルローイやディエゴ・フォルランといったかつての選手らも含んだ形で89アカウントをフォローしている。
そしてマドリーは現所属の選手や監督、スポンサー、リーグ、協会、連盟、主要メディアといったアカウントしかフォローしていないのだ。おそらく、仮にクリスティアーノ・ロナウドやセルヒオ・ラモスといった中心選手が退団しても、同じ措置を取るはずである。
このように厳格なソーシャルメディアポリシーを持つことの評価はそれぞれだが、ソーシャルメディア運営において明確な方針を持つこと自体は重要である。それだけに、カシージャスのアカウントをアンフォローすることに最も気が重かったのはマドリーの“ナカの人”だったに違いない。
退団会見の中で、「またすぐに会えるよ。だから”さよなら”は言わないさ」と話したカシージャス。マドリーの選手やスタッフとなり、また公式アカウントからフォローされる日はやって来るのだろうか?
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