6月13日、ポルトガル1部リーグのベンフィカは「スタンダール・リエージュからモロッコ代表MFメフディ・カルセラ=ゴンサレスを獲得した」と公式発表した。契約期間は4年。
メフディ・カルセラ=ゴンサレスは1989年生まれの25歳。スペイン人の父親とモロッコ人の母親の間に生まれ、ベルギーで育った国際的な選手である。高い攻撃センスを持っていることで知られ、中盤から前であればどのポジションでもこなすことが出来るMFだ。
スタンダール・リエージュの下部組織で育成され、2008年にトップチームデビュー。その後若くしてレギュラーを奪取し、世界でも屈指の若手選手として有名になった。
2011年にはロシアのアンジ・マハチカラに移籍したが、クラブの経営危機から出場機会を失い、多くのチームから興味を集める中で2013年に古巣スタンダールへと復帰していた。
ベルギーのフル代表でも2試合に出場した経験があるが、フレンドリーマッチだけであったため2011年にモロッコへと鞍替え。2012年アフリカネイションズカップにも出場した。
今季ジョルジュ・ジェズス前監督がチームを離れたことになったベンフィカであるが、ルイ・ヴィトーリア新監督との契約を早々に決め、QPRからアデル・ターラブを獲得するなど素早い動きを見せている。