6月3日、『O Jogo』は「ベンフィカの監督を務めているジョルジュ・ジェスス氏は、来季からスポルティング・リスボンを率いることに合意した」と報じた。

記事によれば契約期間は3年、年俸は3年総額で1800万ユーロ(24億円)という好条件で合意されているとのことだ。

ジョルジュ・フェルナンド・ピニェイロ・デ・ジェスス、通称”ジョルジュ・ジェスス”氏は1954年生まれの60歳。ウニオン・レイリア、ベレネンセス、ブラガで好成績を残して2009年にベンフィカの監督に就任した。

初年度からリーグ優勝を果たすと、それからの6シーズンで優勝3回、2位が3回、リーグカップ5回、ポルトガルカップ1回という圧倒的な成績を残し、ベンフィカの歴史に残る名将となった。

彼は選手としてはベンフィカでプレーしたことはなく、実はスポルティングの下部組織育ちであり、そこでプロデビューを果たした経験を持っている。電撃的な古巣復帰を検討したのは、そういった理由もあるのかもしれない。

もしリスボンのライバル同士で監督のやりとりが直接行われることになれば歴史的な出来事である。

なお、ベンフィカの後釜はヴィトーリア・ギマランエスのルイ・ヴィトーリア監督が務め、スポルティングを離れるマルコ・シウヴァ監督はセビージャでウナイ・エメリの後釜になるのでは?と推測されている。

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