イングランド・チャンピオンシップは先月で全日程を終えた。プレーオフは待たずにストレートで昇格した2位のワトフォードは2006-07シーズン以来9シーズンぶりのプレミアリーグ復活となる。

ワトフォードと言えば、かつては歌手のエルトン・ジョンがオーナーを務めていたことで知られている。現在は、ジャンパオロ・ポッツォに買収されウディネーゼ・グラナダと共に「ポッツォ・グループ」の一員として親元ウディネーゼからのローン移籍でやりくりしながらチーム経営を行っている。

上記の様なチーム状況からイタリア系の選手が多い中で、ここ5シーズンで何と4回もプレミアリーグ昇格を経験しているイングランド人がいるのだ。

その男の名はマシュー・コノリー。熱心なアーセナル・サポーターであれば思い出す人もいるのではないだろうか?

マシュー・コノリーって何者?

アーセナル下部組織出身のセンターバック。アーセナルのトップチームには2006年10月のリーグカップ・WBA戦でデビューをした。しかし、リーグ戦の出場機会は一度もなくローンでボーンマス、コルチェスター・ユナイテッドでプレーをすると2007/08シーズンの冬の市場でQPRへ放出された。そこから、QPR、レディング、カーディフ・シティ、ワトフォードとプレーをしている。

いわゆるプレミアリーグでは活躍しきれないが、チャンピオンシップレベルではレギュラーを獲得できるというタイプの選手。強さ、高さがありDFラインなら複数ポジションをこなす器用さもある。


QPR時代のコノリー。

「使い勝手の良い守備者」こう表現されやすいコノリーが有名になったのは彼には2つの顔があるからである。それはビジネスマンとして、そして昇格請負人としてである。まずは、ビジネスマンとしての顔を少しだけ紹介しよう。

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