バイエルンとのDFBポカール準決勝に勝利し、見事決勝進出を決めたドルトムント。
今シーズン限りで退任するユルゲン・クロップ監督の花道を飾るべく、ベルリンで行われるファイナルへと駒を進めた。
This exceptional feeling when you are in Finaaaaaaaaaaaaaaale!
#DFBPokal #BVB
Schönen Tag noch, ihr Finalisten! :-) pic.twitter.com/Q34yJf6TCc
— Henrikh Mkhitaryan (@HenrikhMkh)
2015, 4月 29
1-1で延長戦を終え、PK戦にまで進んだこの試合。バイエルンの先攻でスタートしたPK戦はフィリップ・ラームとシャビ・アロンソが2人連続で滑り、続くマリオ・ゲッツェとマヌエル・ノイアーも失敗。アリアンツ・アレーナで行われたにもかかわらずバイエルンはキッカー4人が全員失敗し、ドルトムントの勝ち抜けが決まった。
そんなこの試合、ドルトムントのゴールマウスを守ったのはオーストラリア人GKミチェル・ランゲラクである。
Yeeeees! Berlin, Berlin, we're going to Berlin!
#fcbbvb #dfbpokal http://t.co/rJ6lENa0to pic.twitter.com/8VYloZuyUT
— Borussia Dortmund (@BVB)
2015, 4月 29
ドルトムントではロマン・ヴァイデンフェラーに次ぐ2ndキーパーという位置づけである26歳のランゲラク。
ブンデスリーガでは今シーズンここまで30試合中6試合しか出場していないのだが、DFBポカールでは1回戦から準決勝まで全てに先発出場している。昨シーズンはUEFAチャンピオンズリーグにも出場し、ナポリ戦ではインシーニェのFKを止めようとして歯が2本欠けていた。
そんなランゲラクは2010年夏、メルボルン・ヴィクトリーからドルトムントへと移籍した。カップ戦であるDFPポカールで多くの出場機会を得てきたのだが、ランゲラクがDFBポカールでゴールマウスを守った試合の通算成績があまりにも神すぎると現地で話題になっているようだ。
【2011-12シーズン】
2回戦
ドルトムント 2 - 0 ディナモ・ドレスデン
→ドルトムント勝利
準々決勝
ホルシュタイン・キール 0 - 4 ドルトムント
→ドルトムント勝利
決勝
ドルトムント 5 - 2 バイエルン
→ドルトムント勝利
【2013-14シーズン】
1回戦
ヴィルヘルムシャフェン 0 - 3 ドルトムント
→ドルトムント勝利
2回戦
1860ミュンヘン 0 - 2 ドルトムント
→ドルトムント勝利
ベスト16
ザールブリュッケン 0 - 2 ドルトムント
→ドルトムント勝利
【2014-15シーズン】
1回戦
シュトッゥトガーター・キッカーズ 1 - 4 ドルトムント
→ドルトムント勝利
2回戦
ザンクト・パウリ 0 - 3 ドルトムント
→ドルトムント勝利
ベスト16
ディナモ・ドレスデン 0 - 2 ドルトムント
→ドルトムント勝利
準々決勝
ドルトムント 2 - 0 ホッフェンハイム
→ドルトムント勝利
準決勝
バイエルン 1 - 1 ドルトムント(0 - 2 on penalty)
→ドルトムント勝利
DFBポカール通算:11戦11勝
そう、なんとランゲラクは出場した全てのDFBポカールで勝利を収めているのだ(PK戦の勝利も勝利とカウント)!
これぞ守護神、これぞゴッド・・・まさに「ランゲラク不敗神話」である。